gochi spe 04

これは、「確信犯」という言葉について、
熱く語り合う男達の物語である。

※どうしようもなくヒマな時に読んでください。
それでも、損した気分になるので、注意して下さい。

A「…お前さ、今『確信犯』って言ったよな」

B「え…?」

A「『か・く・し・ん・は・ん』って言ったよな」

B「あ…え… 言いましたけど、あの、それはネタですか?ッて意味で…」

A「そんなのはいいんだよ、『確信犯』って言ったよな。
言ったのか言わないのか言えよ」

B「あ…いや…言いました…」

A「あのな、『確信犯』っていうのは、
元々宗教とか政治の世界で使われる言葉なんだよ」

B「いや、そうなんですけど… 今のは、わざとやったんですかって意味で…」

A「そうなんですって、知ってんのかよ。意味が違ってんだよ。意味が。
『確信犯』。今調べてみろよ。ほらっ 今ネットで調べろよ。」

----------------ネットで調べてる様子---------------

B「あ…ほんとっすね…」

A「だろ?(ここで少し笑う)今のは、わざとやってウケを狙ったんだろ
って意味で使ったんだろ?(そんなことは分かってるのさって雰囲気)」

B「そっす…」

A「まったくさ、正しい意味で使われてないんだよ。
「ネタですか」って意味もわかんねーな。大体『確信犯』は、もともと
政治や宗教の世界で使われてた言葉なんだぜ。(2回目です…)
意味わかんねーよな。銀行に行って、暗証番号間違えたら、
これは確信犯ですって言うのかよ。お前は犯罪者か。」

B「そうっすよね… そうっすよねー」

A「今の連中って、ほんと日本語の使い方なってねぇんだよな。」

B「ホント、そっすよね、そっす!」

 

この会話の発端が、
席を立つ際に、ゴミ箱を倒してしまった。
…だなんて、途中から聞いたらとても想像出来ません。

いいから仕事しろ。